働き方改革について ー 続報 ー
2019.06.08

こんにちは。関東甲信越地方は梅雨入り宣言が出ましたね。水不足も心配なので降るときには降ってほしいですが何事も程々に、ですね。当社も外仕事が多いのでこの時期はスタッフみんな天気予報とにらめっこです。

さて当社では現在IT化補助金の申請作業を行っています。その中での必須項目に「おもてなし規格認証」というのがありまして、実は私もその存在を初めて知ったのですがまずは自己適合宣言で登録を行いました。

日本のサービス産業と地域の活性化のために制定された規格だそうです。詳しくはHPでどうぞ。https://www.service-design.jp/
では今週もブログスタート。

このブログでも何度か書いている「働き方改革」。当社もいろいろな取組をしていますがそれが今どんな成果があったのか、実感できていないのか一度整理してみます。
評価:◎大変よくできました ○よくできました △あまり実感なし ✗こりゃだめだ

【 プロセス系 】
・携帯スマホ化(new) ◎:とにかく便利です。基幹システムのほとんどをクラウド化することで電波が届けばどこでもリアルタイムに情報にアクセスできるので場所を選ばず業務が進むようになりました。クラウド化と同時進行したのが良かったと思います。

・全員ノートPC化 ◎:動作が遅いのなんのと滑った転んだはありましたが全員ノートPC化を果たしました。これにより出先でのプレゼンや事務処理が可能になったのと会議のペーパーレス化が実現しました。結果系で書きましたがこれは経費的に大きいです。ただデスクトップに慣れてしまっている人はマウスを使うのでノートのメリットを出すにはショートカットキーをある程度覚えないと高効率な仕事にならないかも。みんながんばってショートカットと簡単なコマンドは覚えよう!

・追客システム(既存)リブート ◎:もともと不動産の顧客管理で使っていたシステムを深掘りするとこれは使えるぞということで全業界対象を拡大して追客に活用。いつどこでどんな引き合いや問合せがあって、何時何分にどんな対応をした、まで履歴に残せるので担当不在時の対応も可能になりました。毎朝一番にこれを確認するのが日課です。もっと早く機能に気づけば良かったというのが私自身の反省。

・工程管理システム(new) ○:案件の進捗、担当が明確になりました。現在も何かあればシステムに放り込むのを習慣づけるように日々訓練中です。ただ外部協力業者への導入があまり進まず(スマホが使いこなせないケースも)まだまだ本来のスピード感までは出ていませんが。

・勤怠管理システム(new) ○:タイムカードがなくなり、リアルタイムで「今」の勤怠状況がリアルタイムで「見える」ので快適です。法改正にもアップデートで対応するので我々も気づきがあって安心です。まだまだ使い込みの余地があり日々研究中。

・顧客管理システム(new) ○:家価値60年サポートの導入により自動的にインストール。OB顧客の入力を終えデータ蓄積中です。正直まだ数名のスタッフしかログインしていませんが履歴管理をしっかりすることで今後のアフター捕捉率を高める最も重要なツールとなります。

・AI不動産情報提供ツール(new) ◎:膨大なデータから条件にあった物件を検索してメールで届けるというコンピュータ、AIが最も得意で人間にとってもっとも苦痛な作業を得意なAIに任せて、人間は営業とクロージングに注力するという”働き分け”ツール。ツール紹介登録率は今の所100%なので今後も省力化の強力なツールになると期待しています。

・フレックス勤務精度(トライ中)△:今のところ通常勤務でのシフト申請しかないのでフレックスで良かったーという事案がまだありません。逆に自分のシフトを入力するのが面倒という声はあります。満員電車で通う訳でもなく、勤勉な我がスタッフには不要?なのかまだ検討の余地ありです。仕事の成果とのバランスがありますのでとどのつまりは自己管理能力になってしまうのかと。ただこれから働く人にとっては自由度があるのは魅力
的だと思うんだけどなー。

・ぷち社食「おかん食堂」開店 △:スタッフの食生活改善とコミュニケーション活性化を目的に導入しましたが営業案件が増えるにつれ会社に戻って食事を取る人が減ったり、もともとパート社員の方々は手弁当だったりということで今は利用者が限られています。私は家族が出かけて一人メシの時など惣菜を買って帰って食べたり重宝しています。
他にも惣菜とごはんの一部を災害時用の非常食としてストックして、時々在庫をスタッフに配布して災害意識を高めたりにも活用しています。

【 結果系 】
・会議時間の短縮 ◎:was 1時間/毎週 → is 30分/2週に1回
追客、工程管理、顧客管理、労務管理、チャットツールを導導入したことで会議の時に何かを確認する、ただ共有するだけという時間を省くことができました。

・ペーパーレス化 ◎:全員ノートPC化することによって会議資料の配布が不要になったのでコピー機のカウンター料金が半額になりました。報告、共有される内容のほとんどがライブドキュメントなので紙ベースで保管しておいても意味が無いものが多く、その後ファイルされるか、廃棄されるだけの”死量”が多かったのだと思います。

・残業時間の短縮 ○:実際には案件数が増えているにも関わらず帰宅時間が明らかに早くなっています。個々のばらつきはありますが平均残業時間は15時間以下です。

・有給の取得 ◎:計画通りに取得できているようです。業務の都合でまだ振替出勤はありますが振替え休日も取れるようにフォローしています。

・受注引き合い ○:新築・リフォーム・不動産とも引き合いが増えています。当社のような小さな会社でスタッフに休みをしっかりとってもらうと担当者不在ということが多くなるのですが前述の情報の共有化/見える化でお客様に御迷惑をおかけすることなく対応ができるようになりつつあります。まだ完璧ではありませんが。

今週もモデルハウスからスマホテザリングで投稿しています。
週末はほぼモデルハウスの住人です 😀

【 その他 (個人的感想)】
・以前も書きましたがチャットツールのおかげで私は言いたいことが言いたい時に言えるようになりました。
以前は会議を待って、しかも待った会議に人が集まらない→結局メール配信というストレスが無くなりました。休みにうっかりメッセージを見てしまったスタッフは逆にストレスかもしれませんが。。。そこは今のところ見ないようにしてもらうしかないでしょうか。

これからもオンとオフをしっかり切り分けて成果の出せる集団目指して当社の働き方改革進めて行きます。

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