最近「蓄電池ってどうなの?」というお問合せが増えています
2019.11.02

今日は秋晴れ!気持ちいいですね。さて写真は私が釣り用に10年以上使っているGショック。定期的にピンがはずれてベルトがバラけたり、液晶がうすーくなってきたりと老化減少は出ていますがまだ現役です。

この機種はソーラー発電なのですが当然夜中も時計は動かないと困りますので2次電池が入っています。これが弱ってくると夜中に時計の針が動かなくなって翌日車を走らせながら窓際に時計をおいて充電などという事態に。

ある時2次電池が弱ってきた症状が出たので買い物ついでにショッピングモールの時計屋さんに電池交換に行ったら店員(それもベテラン風の)さんにしたり顔で「お客さん、これはソーラー発電だから電池交換はいらないんですよ」と言われた経験があります。
だめだ。。知らない人は知らないんだ。。。とそれからはGショックのお店に出すようにしています。大きさは違えど今週は蓄電池の話。ではブログスタート。

FIT(固定価格買取制度)の買取価格は右肩下がりで減額されていて、2019年は24円(10kW未満)となりました。これでは導入費用を賄うのが難しくなりつつある、という声も聞こえてきます。また、電気料金が高騰すれば、発電した電気を「売る」よりも「使う」、自家消費の意味は非常に大きなものと感じられるはずです。

webからイメージ写真借用しています

じゃその「ほんとに電気料金は上がるの?」という疑問については一歩先を行っている国の状況を見ると具体的な未来の姿が見え、問題点や対策が分かってきます。太陽光発電については、早くから再生可能エネルギーへのシフトを目指し、日本に10年以上先駆けて、FITなどの政策を進めてきたドイツが参考になります(家庭用の電気料金単価が2014年には2000年の2倍以上という水準まで高騰。そのメカニズムは書くと長くなるのでここでは省略しますね。webで”再生可能エネルギー発電促進賦課金”で検索してください


また最近は度重なる自然災害での停電がニュースとなって非常用電源としての引合いも増えているようです。水害の恐れがあるところでは蓄電池の設置場所や配線も考慮しなくてはいけないでしょうが。。その停電時の非常電力として実際にどれくらい使えるか?という疑問については実際のレポートがありましたのでこちらを参考にご覧になってください(https://iemaga.jp/perfect/32.html


で、ぐるーっと話を戻してタイトルの「蓄電池ってどうなの?」という漠然としたお問合せについては「価格的にはだいぶこなれてきていますが費用対効果で元が取れるかというとケースバイケースです(ニーズや使用量がお客様によって異なるので実にあいままいですみません。)」「ただし電気代はドイツを見る限りこれからも上昇を続けるので今現在の試算よりも自家消費のメリットは大きくなります(はずです)」「非常用電力としてはあると心強いですよね」となってしまいます。


さらにつっこんで「蓄電池設置したいけどどうすればいいの?」というお客様に今現在私がお話しているのは補助金の活用検討です。蓄電池を今すぐ大至急という方はなかなかいらっしゃらないと思うのでそのメリットを考えると検討する価値は十分にあります。


【補助金の活用について】
今で言えば経産省資源エネルギー庁が所轄する「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業補助金」の2次公募が11月29日まで期間を延長して実施されています。対象経費は設備費、工事費に対し最大60万円(上限1/3まで)となっていますので単純計算で総工費が180万円で60万円の補助金が出るのでお客様の実質負担金は120万円となります。


ちなみに当社で一般的な蓄電池5.6kwh仕様で総工費を見積もるとパワステ、パワコン接続、設置工事、工事費、申請費をあわせるとちょうど先程の金額近くになりました。おー補助金の設定もなるほどと思いました。


補助金の申請にあたっては補助対象となる事業(この場合は蓄電池システムの導入事業)の要件が事細かく規定されているので事前に施工店やメーカーと機器選定や申請の準備をして進めないと個人ではなかなか大変です。また補助金制度は今年あったからまた来年も必ずあるという訳ではないので事前にその辺の情報を収集することも大切です。省庁だけでなく各自治体で独自の制度があったり併用できたりできなかったりも。


長くなりましたが今ご自宅で太陽光パネルを載せていて、もうFITの買取期間が終わってしまった、もうすぐ終わりそうだという方はぜひご相談ください。お客様にとって最良の選択をご提案させていただきます。

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