こんにちは。今日は関東地方に昨年より15日早く春一番が吹いたそうですね。私達も今朝は埼玉県東松山市で地鎮祭を予定していたので天気予報を見ながらどうなる??と心配していたのですがおかげさまで風もなく、穏やかな陽気で滞りなく終えることができました。
F様、ご家族様おめでとうございます!引続きよろしくお願いいたします。では今週もブログスタート。
さて、みなさんは「再生エネルギー発電促進賦課(ふか)金」という言葉をご存知ですか?
東京電力の場合を例に取ると左の赤枠のところに”再エネ発電賦課金”と書かれています(名称が長すぎて省略されています)。これは太陽光発電の恩恵に預かっている人も、そうでない人も一律に負担している費用なのです。
この再エネ発電賦課金がクセモノで導入された当初(導入当初は”太陽光促進賦課金”という呼称でした)から見るとすでに10倍以上(0.22円/kWh⇒2.95円/kWh)に単価が膨れ上がっています。
2019年3月22日プレスリリースより抜粋 一般家庭のモデルとして電気使用量230kWh/月で影響を算出 |
左のグラフの通り最初は「なんだそんなものか」と思っていたのにジワリジワリと上昇し続けて、環境省の予想(すでに予想額を遥かに超えていますが)ではFITの買取制度が一段落する2030年までは上がり続けるとされています。
ということは、「今のウチの電気代だと太陽光を入れても改修に○○年かかるなー」という回収期間が電気代が上昇することで
どんどん短くなるということです。後々あ
2030年までの導入量に対する賦課金単価の推移 平成25年度2050年再生可能エネルギー等分散型エネルギー 普及可能性検証検討報告書(本編5章)|環境省 ※「高位」は最も導入量が多いケース |
の時に太陽光入れておけば良かった(ToT)」とならないように世の中の情報にアンテナを張っておきましょう。
今現在盛んに言われている導入モデルは「太陽光初電の自家消費」です。FITの買取価格が下がってパネル設置にかかる投資分を回収できなくなってきて、逆に家庭の電気代がどんどん値上がりしているので発電コスト<電気代の時点で自家消費した方がお得ということになります。
でも実際には使い切れなかった電気はどうなるの?昼間は家にいなし。。などとややこしい問題も出てくるので災害時の非常用電源としても使えるし蓄電池を導入して余った電気をためておこうとなってきているのです。
新築以外の場合は建物の強度が持つか、設置工事による雨漏りの心配は無いかなどいくつかハードルもありますが自治体(法人事業所の場合は国の制度)によっては補助金が出たりするところもあるのでぜひチェックしてください。
今日は知らない間にジワジワと電気代が上がっている理由と、うまく制度を活用すればお得に電気代を削減しながら災害にも強い家にすることができますよというお話でした。