新着情報にもあげましたが新型コロナ感染拡大の初期の頃にリモートワーク用にも使える”ハナレ”として当社でも取り扱いを開始した「LIVE BOX」がデザインを一新して仕様もリニューアルされました。外観はよりシャープに、居住品質は住宅と同等にフレードアップしています。広さは1.58坪で駐車場1台分の広さがあれば設置できますので自分だけの秘密基地が欲しい方はぜひお問合せください。
では今週もブログスタート
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タイトルの通り来週から当社が得意とする工場屋根の特殊遮熱塗装シポテックスクール®の新しい現場が始まります。
今年だけですでに3件目、3件totalでの塗装面積は2,350㎡になります。一度施工するとお客様がその効果を実感されてリピートでご依頼をいただけているのでお客様にとって満足度の高い遮熱塗装です。
こういったお話をするとよく「ウチの屋根も。。。」というお話をいただくのですがやはり長く使う工場や倉庫向けに開発された商品なのであまり狭い面積ではコスト的に割高であったり、遮熱効果が高い色はやはり白なので一般住宅でツヤツヤと白い屋根が太陽光を反射しているのは美観的にあまり向いていないでしょう。ただやはり遮熱塗装の効果を実感された工場で働く社員様から遮熱塗装のお見積り依頼をいただく機会は増えてきました。地球温暖化の傾向は今後も続くので屋根のメンテナンス時期が来たら遮熱塗装の採用を検討されてはいかがでしょうか。
さて話は来週からの現場に戻って、今回楽しみにしているのは当社が某有名塗料メーカー(トライが上手く行ったら公式に発表します)に開発を依頼したプライマー(一般的には塗料の下塗り、スポテックスクールの場合はベースコートの下塗りのこと)のテストです。塗装というのは塗装前の下地調整が最も重要で、シポテックスクール®の現場でも工期のほぼ半分は下地調整にかけています。
金属屋根の場合は洗浄→ケレン(錆落とし)が主な作業なのですが古いスレート屋根の場合は表面のコケを落として表面を再生する作業が必要になります。この際に古いスレートには年代によってはアスベストが使われていますので環境汚染防止、健康被害防止のためにコケを落とす作業そのものを無くすような技術ができたらいいな!というのが事の始まりです。
今年の春まさに桜満開の季節に開発用のコケのついたスレート片をメーカーに提供してサンプル第1号が届いたのが8月。そしてようやくトライのチャンスが来たという訳です。今回は画期的(になることを期待する)プライマーを試してコケの上からの浸透性、ベースコートとの相性、耐剥離性、伸び具合(施工性)などを評価してメーカーにフィードバックすることになります。
これが実用化されれば工期が短縮され、ケレン作業中の踏み抜き墜落事故防止、アスベスト被害のリスクも軽減される素晴らしい技術になるはずです。多少材料コスト増になってもそれを補って余りあるメリットがあるのでなんとかスレート塗装の「ケレンレス」実現させたいです。
今週はいくつになっても”世の中にまだ無いモノを作って世の中の役に立ちたい”夢は継続中というお話でした。