特殊遮熱塗装シポテックスクール®現場編:塗装は下地調整で決まります
2021.11.13

11月に入ると今年も残りわずかということが私のデスクに置いてある3ヶ月カレンダーで実感できます。なぜかと言うと、10月が終わってカレンダーをめくるともう翌月が無く真っ黒な台紙が出てくるからです。昨年はコロナ禍で毎年恒例だった書店へ買い出しに行くのも控え、Amazonでポチった結果間違って”月曜始まり”という不慣れなカレンダーを買ってしまい、どうも日付と曜日がしっくりこないまま1年間を過ごしたので今年はまたAmazonですがしっかりと確認して”日曜始まり”を買いました。

もうひとつこれも毎年恒例だったメモ帳は昨年Amazonで色違いのセットを大量購入したので来年用の色を決めて用意しました。歳を取ると1年があっという間と言いますがまさにそうですね、去年カレンダー買ったばっかりなのに。。。

これから残された2021年を安全に、充実した年末になるように過ごして行きたいと思います。では今週もブログスタート。

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先週に続いて今週も現場の秘密基地エブリイ号で書いてます。

今週は塗装で一番大事な「下地調整」のお話を少々。私達がDIYでホームセンターであれこれ買い込んで塗装をやってみたものの仕上がりがイマイチというのはこの「下地調整」がプロのように出来ていないからなのです。段取り八分と良く言いますが「塗装は養生と下地調整で八分」だと私は思っています。

苔を落とす前に表面固化処理を施したところ。 これからが長い道のり。

今回の現場は古いスレート屋根ですので金属屋根とはまた違った工程が必要になります。特にある年代以前のスレートは健康被害を及ぼすアスベスト(石綿)が含まれているので法律で取扱いが厳しく規定されているので現場管理も神経を使いますがこれについてはまた別途機会があればここで書くとして、例えば全部で1ヶ月かかるスレートの現場があるとしたら半月は下地調整と思ってください。初めてのお客様は「まだ塗らんのかいなぁ」と心配になるかもしれませんね。

作業手順とするとざっとこんな感じで、これが終わってようやく「塗装」になります。

1.屋根外周、雨樋の養生

2.アスベスト飛散抑制のための表面固化処理

3.ケレン(苔などの表面の掃除)

4.雨樋の清掃

5.フックボルトの錆止め&キャップ

6.ひび割れ、穴あき補修

7.プライマー塗布

ボルトの数は屋根全体で3000近くあるので一つ一つ錆取り→錆止め→キャップ→コーキングは気の遠くなるような作業です

今の現場は今日現在上の番号で5~6あたりの工程にいます。

まだ秘密ですが最も手間がかかって、且つアスベスト飛散の要因にもなる”3”の工程を無くすプライマーをメーカーと共同で開発中です♪

これが出来上がれば工期短縮&環境汚染防止&作業員の健康被害抑制に役立つのでぜひ製品化して世に出したいと思っています。

まだまだ先は長いですが1工程ずつ丁寧に、安全に進めて行きます。

今週は前半雨で休工となりましたが後半天気に恵まれて追い上げムードの現場からの投稿でした。

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