お家を建てる時、まずは資金計画のご相談を その1(「共働き世帯の住宅ローンはまずこれを検討すべき」編)
2022.01.15

今週も寒かったですね、毎週土曜日に投稿するはずなのにどうした??と思われた方、ありがとうございます。ギリギリ間に合うようにせっせと書いています。今日は昼間は新年の挨拶回りとお客様打合せ、夕方もリフォームのご契約をいただきにお客様のお宅へ伺ってと忙しかったのでこの時間となっています。

そのリフォーム契約のお宅へ伺う際に何か手土産でもと思い、たまたま通りかかったところに銀だこのドライブスルーがあったのでちゃっちゃと期間限定とろ玉明太たこ焼きでも買っていこうと立ち寄ったのが運の尽き。ものすごい爆買いしたお客様がいたのかドライブスルーの行列がいつまでたっても前に進まず、かといって列から逃げることもできず、結局たこ焼き一つ買うのに30分もかかってしまいました。土曜の夕方というのがいけなかったのでしょうか。。。

手土産のためにお客様をお待たせすると言う事態にΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

みなさんもドライブスルーがちゃっちゃとは限らないので注意してください。では今週もブログスタート。

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お家を建てる際にはほとんどの方が住宅ローンを組まれると思うのですが、その際にみなさん金利は気にされるのですがもし万が一の場合に債務がどうなるのかという観点でも商品を検討されてはいかがですか?というのが今回の趣旨です。

 

最近は共働きというご夫婦も多く、ご主人様だけの名義でローンを組む方も奥様と収入合算でローンを組む方もいていろいろです。ローン選びに際してはそれぞれのお客様の考え方やポリシー、家庭の事情などいろいろありますのでどれが正解とは言えませんが少なくとも全ての選択肢を知ったうえで判断することは必要だと思います。

 

その中で今回特に共働きのお客様向けに紹介したいのが「夫婦連生型」「夫婦連生団信付」という住宅ローン。
群馬銀行の例→ https://www.gunmabank.co.jp/kojin/kariru/jutaku/lineup/fuufurensei/index.html

夫婦連生団信付住宅ローン

 

収入合算をして住宅ローンを組むメリットは、1人で住宅ローンを組むよりも借入可能額が上がるということがありますが、一方で、借入金額が大きくなることで、返済が苦しくなるリスクがある、というデメリットもあります。また、収入合算と似たような方法に、夫婦が1人ずつローンを組む「ペアローン」もありますので、どちらを利用すべきか比較・検討が必要です。

 

住宅ローンの「収入合算」には、連帯保証型と連帯債務型が存在します。名前は似ていますが2つは異なるものです。どちらもメインの債務者を「主債務者」といい、連帯で債務を負う方を、それぞれ「連帯保証人」、「連帯債務者」といいます。

住宅ローンを提供する銀行によって、連帯保証型と連帯債務型のどちらを取り扱っているかは異なります。
この2つを比較する際には、債務に対する責任の比重、連帯保証人・連帯債務者の団体信用生命保険(団信)の利用の可否、担保物件の所有権の所在、住宅ローン控除の利用の可否、という視点で見ると良いでしょう。

まず連帯保証型および連帯債務型の共通事項として、連帯保証人、連帯債務者共に債務の責任を負という点が挙げられます。しかし、それぞれ若干立場が異なるので注意が必要です。
連帯保証型の連帯保証人が、返済義務を負うのは、あくまでも主債務者が返済できなくなった時です。まずは主債務者が最大限の返済努力をすることが前提です。

 

一方で連帯債務型の連帯債務者には、はじめから主債務者と同じレベルの返済義務が生じています。
夫婦が協力関係にある場合は、どちらでも大した違いはないかもしれません。家族の財布からの返済という意味ではどちらが支払うかということはそんなに問題ではないからです。しかし、万が一不仲が原因で離婚をした時は話が違います(これからお家を建てようと言う時にこんなことはあまり考えたくはないですよね)。連帯保証人は、金融機関が認めてくれれば、配偶者以外の方に変更できる場合がありますが、連帯債務者は、離婚しても主債務者と同じように返済義務を負い続けることになります。

 

団信に関しても連帯保証型と連帯債務型は共通点があります。連帯保証型、連帯債務型共に、主債務者だけが団信に加入することになる点です。

団信に加入している主債務者に万が一のことがあった時は、住宅ローンの残債は保険金で完済できます。しかし、連帯保証人、連帯債務者は原則として団信に入れません。もしも夫婦共働きの収入で返済していく予定で住宅ローンを組んでいるのに連帯保証人や連帯債務者に万が一のことがあった場合、主契約者は1人で高額な債務を返していかないといけません。
なお、このようなケースに備えられるように、連帯債務型を提供している金融機関では、冒頭に紹介した「夫婦連生団信」を提供していることがあります。夫婦連生団信を利用するには金利の上乗せなどの費用負担があるのが一般的ですが、加入することで連帯債務者に万が一のことがあった場合も主債務者と同様に保険金が支払われます。

金利上乗せがあるので総返済額は増えてしまうかもしれませんが万が一の時の安心感は大きなメリットだと思います。

ぜひ収入合算でのローンを検討される際には「夫婦連生型」も選択肢のひとつとして覚えておくとよいでしょう。

 

今週は家づくりにまつわるお金の話、その中でも最も重要な住宅ローンの商品の中の一つについてのお話でした。

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