「浄化槽転換工事」で気をつけたいこと
2022.05.21

GWが明けて、今年は例年より日々の寒暖差が激しいように感じますが私は毎年この時期になるとウェザーニューズで長野県野尻湖の天気予報を見てそわそわしています。

野尻湖は4月末に釣りが解禁になりますが、GW期間中は人が多いのでGW明けから出かけるのが恒例となっています。

そして毎年釣行前は遠足前の小学生と同じで楽しみ過ぎて寝つかれません。

実際にFitbitのデータでもずーっと脳が興奮して脈も上がったままなのでしょう、睡眠時間はまさかの「寝ていない」判定。

 

 

野尻湖までの道中は片道180kmぐらいあるでしょうか、これが割と近くても霞ヶ浦あたりとなると距離ではなく一般道の運転で疲れてしまいますが野尻釣行はほぼ全行程を高速走って行けるのでドライブも快適です。

 

 

肝心の釣果はというと、釣れる時も釣れない時もありますがまずは到着して山と湖の景色に毎年感激。

道を下りながら湖が見えると「おおおー」と独りでも声が出ます。

 

いくつになっても楽しめる趣味として大自然の中での魚との知恵比べ、釣りは最高です☺

では今週もブログスタート。

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リフォームシリーズの続きで今週は「浄化槽転換工事」のお話。

「ウチは下水だよ」という方には関係の無い話ですが群馬県だとまだまだ浄化槽地域のお家が多く、これを読んでいらっしゃる方の中にも実家は「単独浄化槽(トイレの排水しか処理せず 台所や風呂場等からの排水は処理をしない仕組み)」という方がまだ多数いるのでは。この「単独浄化槽」に対して「合併浄化槽」というのは家庭から出るすべての排水を処理します。

このため、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽に入れ替える(「転換」といいます)と、河川の水質に与える影響をおよそ8分の1に減らすことができます。

ですから大切な地球の環境を守るためにぜひ合併処理浄化槽に入れ替えたいですよね。

 

「浄化槽」は、し尿と生活雑排水(台所、洗濯、風呂等の排水)を沈殿分離や微生物の作用によって処理し、それを消毒し、河川などの公共用水域等へ放流する施設をいいます。

平成13年4月1日から浄化槽法の改正により、「合併処理浄化槽」の設置が義務づけられています。

既に設置されている単独処理浄化槽を使用している方は、合併処理浄化槽の設置に努めることとされています。

 

 

ところが入れ替えには工事が必要なのでお金がかかります。そうすると環境に良いとわかっていても転換工事を躊躇される方もいるので各自治体が補助金制度を設けています。補助金制度について詳しくはお住まいの自治体ホームページを参照ください。

工事にかかる費用は浄化槽のサイズや設置場所によって異なるので必ず工務店や水道設備屋さんに現地を確認してもらい見積を取りましょう。

 

費用以外にも心配になるのが工事期間中トイレやキッチンは使えるの?など生活に与える影響。

もともとの単独浄化槽を掘り出して、家の周りの配管も布施換えするのに重機が使えれば3日ほど、重機が使えず人力で手掘りの場合は1週間くらいは排水は使えないと思ってください。その間はホテルなどに仮住まいするか、最近流行りのキャンプグッズや防災トイレなどを使って住み続けるなど排水を出さない対応が必要です。仮住まいをする場合はその費用も予算に入れる必要があるので事前にどうするか家族で相談しておきましょう。

また合併浄化槽にすると洗剤に気をつけないといけないのでは?という質問を良く受けますが、「できるだけ塩素系の洗剤は控えて」という程度で特に生活する上で意識する必要はないと思います。

浄化槽の保守点検を専門の業者にお願いすれば、洗剤の使いすぎにより水質が悪化していれば、指導をちゃんとしてくれるはずなので、保守点検をしっかりして指導に従っていれば問題はないと思います。

 

今週は個人でもできるSDGs活動のひとつとして、事前によく検討した上で補助金も使えて河川の水質改善に貢献する合併浄化槽への転換工事を進めましょう!というお話でした。

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