3週間前にここでスマホ更新しましたという話を書きましたが昨日衝撃のニュースが。。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1507369.html
今さら今後も継続って言われても遅いって(。-`ω-)
でも次の機種を待たずに更新しておいて良かったというのが今週のお話です。
ではブログスタート
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今週も定休日の水曜にまた野尻湖に釣りに出かけました。
いつも夕方には家人と近所に買い出しに行くので、まだまだ釣りたい気持ちを残しながら3時頃には現地を発つようにしています。
で、荷物を積み込みクルマのエンジンをかけると
赤いアラートが点いてアラーム音も。
高速2時間走ってきているので充電MAXなはず。
サービスマニュアルを見ると。。。オルタネータ(バッテリーに充電するための発電機)異常
クルマは電気自動車でなくても全て電子制御されているのでこれはクルマにとってはほぼ死亡宣告。余命あと数分。
クルマも賢いのでバッテリー残量の使い道でトリアージ(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B8)をしてきます。
まずはエアコンをカット⇒ 野尻湖とは言え暑かったです。パワーウィンドウまで遮断されたら熱中症になってしまうので窓を開放。
釣り場の周囲は人気が無いのでレッカー呼べそうなところまで走ろうと、ハザード出しながらノロノロと走っていると
水温計のアラート(黄色)が発動⇒赤色に⇒ オーバーヒート寸前 ⇒ アクセル踏んでも回転上がらず(クルマはエンジンを守ろうとします)
いよいよエンストかと、せめて通行車に迷惑はかけたくないなと停める場所を探していたら運良く道端に広い駐車場が見えたのでそこの路肩にハザード停車。
良く見たら閉鎖になった農協の跡地でクルマの出入りが無かったのが幸いしました。
とは言え知らない街の結構な田舎です。
さてどうするか。
まずは保険の証書を取出しロードサービスへ電話。
自動音声(長いです。イラっとします。)⇒オペレーターにつながる⇒場所を特定したいと言われるが知らない街なのでなかなかややこしい
⇒ 「〇〇農協集会所ってかいてありますよ」「こちらでは確認できませんが。。」
「日通の大きな営業所がありますよ」「〇〇でしょうか」「見てきます」「〇〇です」
「承知しました。では念のため他にも何か。。」「いやいや日通の〇〇営業所で十分でしょ」
「いえ念のため」と恐らくマニュアルで目標物を2カ所以上確保と書かれているのでしょう、かたくなにもう一カ所の目印を求められます。
しばらくの押し問答の後「とにかく暑いし日通まで来てくれればこっちで合図するから」でなんとか説得。
⇒ 次にレッカー移動の説明。決めるべき主な内容は以下の通り。
1.料金:私の保険では100kmまでは無料 それを超えると600円/㎞ ※但しレッカーの会社から現場までの出動距離も含まれるので要注意!
2.支払方法:現金でもカードでも可 ※但しカード決済を選ぶと対応できる業者が限られ、現場到着時間も延びるし移動距離も増える恐れあり!
3.移動先での受け入れ:さすがにその辺に置いてくることが出来ないので誰かにカギを渡すのがルール。
現金支払いの場合はそこで支払いが必要。
4.自分自身の帰宅:レッカーには同乗できないので公共交通機関を乗り継いで帰宅する必要。 ※私の加入している条件では帰宅費用は自腹でした( ;∀;)
一旦これらの条件を聞いた上で各所に電話連絡
1.行きつけの修理工場:状況を説明して何時までなら受入れができるか確認
2.近隣のタクシー会社:スマホ検索で一番近そうな会社に連絡。最寄り駅とそこまでの所要時間とおおよその料金、今いる場所までの所要時間を確認。あとカード決済が可能かどうかも。※今どき釣りに行くのに釣券分(700円)ぐらいしか現金持たないので重要。
3.自宅の家族へ:諸般の事情により今日は買い出しには行けんよと伝える ※この時点では心配するのでクルマのトラブルは内緒
とあちこち電話している間に保険会社から着信あり。
折り返すとまた自動音声⇒ 先ほど連絡したものですが ⇒ またも本人確認と加入番号を求められる ⇒ レッカー手配はどうなったか尋ねると「少々お待ちください。。現在対応できる会社を探しているところです」
今回ラッキーだったこと①
真夏ほどの猛暑でもなく、台風のような風雨でもなく、日陰で待つことが出来たのでわりと呑気に車外で待つことが出来ました。
幸いクーラーボックスに飲み物もペットボトル1本ありました。
これが真冬や真夏だったらと思うとゾッとします。
レッカーを待つ間にもしかしたらと思いエンジンの再始動を試みるもウンともスンとも言わず。
カーステも遮断されいよいよハザードランプ以外は電力消費しない状態に。
この時点でこのような事態を想定して搭載していたスマホ充電器も充電できない状態に。
今回ラッキーだったこと②
直前にスマホを更新していたこと。ある程度の充電が残っていれば1日は余裕で持ちますから。
もしもまだあの6年前のtorqueを使い続けていたら。。電波悪いところだと数時間でアウトでした(*´Д`)
で、そうこうしているうちに時間はどんどん経過し、このままだと受入れ先の修理工場が待っててくれる7時までにレッカーが入庫できない時間に
⇒ また保険会社に電話 ⇒ 自動音声 ⇒ オペレーター ⇒ 本人確認 ⇒ まだですかと
⇒ すると「48時間のお預かりサービスも可能です。」と最初には言わなかった重要な情報が(@_@)
いやいやそれだったら先に言ってくれよと。
「ただし一旦レッカー会社に戻る距離とそこから2次搬送分も加算されます」それはやむを得ないでしょー、私だって納得しますよ。
⇒ 再度修理工場へ連絡 ⇒ 今日は19:00までしか人がいないことを確認
結局1時間半ほど待ってレッカー到着。
「19:00までに高崎着きそうですか?」「ちょっと待ってください(Googleマップで到着時間を検索)。19:20分ですね」
⇒ 修理工場へ電話 ⇒ 今日はどうしても用事があって19:00以降は対応不可
「じゃ今日は保管で明日配送でお願いします」
⇒ 事前に到着まで15分と聞いていたいのでこの間にタクシー会社に電話。
工務店は段取り命なのでムダな待ち時間が発生しないようにこの辺は抜かりなく。
⇒ レッカーのオペさんに支払いを確認。すると保険会社に確認しますと(この電話が長い!)。
⇒ そうこうするうちにタクシー到着。レッカー搭載待ちの旨を伝えるが「10分過ぎるとメーター回しますよ」と。
⇒ レッカーのオペさんようやく電話終えると「保険会社が今日のここまでの往復分は今日回収してくれと」
「カードでいいんですよね?」「えーとちょっと待ってください」
⇒ タクシーの待ち時間の限界が近づくので「じゃ現金で」※ここで有り金はたいてあとでちょっとヒヤヒヤすることに
⇒ レッカー搭載を待たずにタクシー乗車
「じゃ長野駅まで」
「この時間(レッカー遅くなったのでちょうど帰宅時間に)だと長野駅は時間かかるから近くの地電から乗った方が早くて安上がりだよ」
「そうなんですか、じゃそれで。支払いはカードでお願いします。」
「はいはい、ちょうど18時16分の長野行きがあるからそれに乗れるよ(タクシーのナビにスマホ接続しているようで電車時間が検索できる??)」
⇒ 全く知らない初めての駅に到着(ちょっとワクワク)
えーっと。。駅員さんがいません。クレジット利用不可です。。。
420円Σ(゚д゚lll)ガーン あるかなー(さっきレッカーで現金ほぼ使い果たしています)
釣券700円のお釣りと併せてなんとか足りましたぁ( ̄▽ ̄;)
長野駅についてしまえばこっちのもの。
もうどこでもカード使えます。
ちょうど乗り継ぎもバッチリ。
なので信州そばや”おやき”も食べたかったのですがここはガマン😣
長野電鉄は2分おきぐらいに細かく駅があって、駅前はそれなりに栄えていて、長野駅周辺は高崎よりも都会っぽくてびっくりしました(長野県民の皆さまには大変失礼致しました)。
長野新幹線に乗ったところで家人に連絡。
「どうしたん?」
「ちょっと訳あって。8時半頃に駅に着いて歩いて帰るから」
「手ぶらなんだね。向かいに行くよ」
「よろしくー」
と9時前には無事に帰宅することが出来ました。
モノづくりを生業としているのでクルマが故障したことについては全く腹も立ちません。
釣りで人気の無いところへしょっちゅう出かけるし、いつかどこかで壊れるモノと思ってある程度のサバイバル用品(簡易トイレやスコップなど)は積んでいます。
今回はスマホとカードのおかげで何の不安もなく(420円はドキドキしましたけど)、余計な出費とはなりますが知らない街をぶらり旅が出来てちょっと楽しかったです。
これが海外だと命の危険を感じることさえあるのですが日本はいいですね、平和です。
裸足にサンダルの謎のおじさんが「ここはどこですか?」「これどこで切符買うんですか?」と聞いても皆さん親切に教えてくれました。
須坂市の皆さんに感謝です。
私どちらかというとちょっとトラブルやアクシデントを好むというか、すんなり行くとつまらないと感じてしまい、ドキドキワクワクが好きなタイプで(要するに例の天邪鬼(あまのじゃく)気質です)いつもより長い今日のブログはそのせいです。
他人のトラブル話やその時の武勇伝も大好物です。
想定外の事態に遭遇した時こそ人間力や地頭が試されますよね。
ぜひ皆さんの「あの時は大変だった」お話もお聞かせください。感心しながら一緒に笑わせてもらいます。
長くなりましたが今週はレッカー呼ぶと手順としてこんなことが起きますよというお話でした。
ある程度距離を走ったマイカー遠出をする前にぜひご一読ください。