いよいよ今週はGメッセ群馬でのイベント本番。
なのでブースの設営を終えて(今は8日金曜夕方)せっせと書いて土曜の朝にスケジュール投稿しています。
写真は先週ご紹介した「エステートハウス」のブース。
こだわりの注文住宅「高崎テクノホーム」のブースは来てのお楽しみ♪ということで。
週末は台風一過で天気も良さそう!皆さん会場でお会いしましょう!
では今週もブログスタート
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お客様と家づくりのご相談をするときに時々こんなお話をします。
「家でお子様と過ごす時間て意外と短いですよ」
これは経験上の話で、実際中学で部活に入ったりすると週末もあちこち遠征で親と出かける機会はだいぶ減ります。
高校に入ったら恥ずかしくて親となんか(失礼な)出かけたくないと。※これは私だけかも
でもこれらは漠然とした主観であって裏付けは無かったのですが最近あるデータを見つけました。
オックスフォード大学の研究者であるEsteban Ortiz-Ospina氏が、そんな「人が人生で過ごす人(相手)の変化」をグラフで公開しています。
(出典:https://gigazine.net/news/20201214-spend-time-with-who-lifetime/)
このデータはアメリカ市民に対して行われたアンケート調査によるもの。調査は2009年から2019年の10年間にわたるもので、グラフに使われている数字は平均値となっています。
このグラフを一般の人が見ても分かり易くしたものがコチラ
さらにこれをわかりやすく分解して日本語になっているものがコチラ
日本語のグラフで気をつけないといけないのは縦軸がそれぞれ異なっていること(縦軸は1日当たりのすごす時間)。
なのでこれらは傾向としてグラフの形を見てください。
正しい時間の比率は上の全体グラフで比較してください。
ここで何を言いたいかというと、家を建てる時はほとんどの方は過去と現在を想像して間取りを考えています。
「今までアパートで狭かったから広いリビングにしたいんです」
「今収納がモノで溢れているから収納はたっぷり欲しいんです」
「子供達が思いっきり遊びまわれる庭が作りたいんです」
いいですね、過去の課題解決と今の夢。
でもちょっと待ってください。
これから建てるお家で過ごす時間は上のグラフに今の年齢を当てはめたご自身のこれからの未来を過ごして行くのです。
残念ながら(?)40代からは圧倒的に独りで過ごす時間が多く、次にパートナーと過ごす時間です。
(ここで冒頭の私の「家でお子様と過ごす時間て意外と短いですよ」がデータで裏付けされました)
だとすると無理をしてそんなに大きなお家にする必要がありますか?
子供部屋よりご自身の書斎や趣味の部屋を充実させた方がいいんじゃないですか?
仲の良いご夫婦とは言え独りになりたい、何かに没頭できる空間がそれぞれあったらいいんじゃないですか?
このグラフを眺めながらもう一度家づくりを考えてみてはいかがでしょうか。
課題解決型の家づくりだと夢のマイホームが将来は無用の長物(負の資産)になりかねません。
但し余計な気を回して「将来車いすになったら。。」というのはよしておきましょう。
将来的にはもしそうなったら自宅にいない可能性が大です。
そのためにはまずは健康第一。
また冒頭の出典記事によれば
「80歳の時に健康であるかどうかは50代の時の人間関係で決まる」と研究で示されており、人が誰と過ごすかは健康や幸福に大きく関係します。
とも書かれています。
家が人生を決めるではなくその家で人生をどう過ごすかを決めるのは住まわれる方自身です。
家を建てるのと同じか、いやそれ以上に家族や友人はもちろん地元のネットワークづくりなど時間の過ごし方を大切にして行きましょう。
これはあくまでもアメリカでのデータなので日本人の現状には合致していないかもしれませんが、基本欧米化が進んでいるので将来的にはほぼ間違いないかと。
なんだか寂しいグラフに見えますが私自身も現実をしっかりと見据えて充実した人生を過ごしたいなと思った次第です。
今週はこれからお家を建てる/買う人のためのヒントを少しですが提供してみました。
少しでも参考になれば幸いです。