SwitchBot で外気温35℃超え時「今どき普通の断熱」の家の温熱環境を測定したログを公開します
2024.07.27

先週の予告通り、今週は芝生ライフ2024その5.1「我が家編」の報告です。

2月に貼った姫高麗がこのところの暑さと夕立でぐんぐん成長してようやく念願の「キンボシ ハッピーバーディーモアー」が使える毛並み(芝並み?)になったので初めて使ってみました。

 

Youtubeで刈った芝がパラパラと気持ちよくキャッチャーに溜まって行く様子が楽しそうだなーと思いamazonで購入。

ウチの面積だとこの刈り芝は程度の量でした。

 

隅っこなど構造上ハッピー号では刈れないところはバリカンとハサミも使って仕上ていますが概ね20分程度の作業。

 

猛暑対策の庭リニューアルと適度なエクササイズを兼ねて芝にしたのですが今のところ”ちょうどいい”感じです。

これから毎週芝刈りをして芝の密度が上がっていくのが楽しみです。

では今週もブログスタート

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ここ1-2年の建築費高騰には目を見張るものがありますが、その影響で当社不動産部で取り扱っているリーズナブルな規格型住宅「エステートハウス」の問合せも増えています。

 

そしてモデルハウスを見学に来られた方が良く質問されるのが「断熱性能ってどうなんですか?」という微妙な質問。

何が微妙なのかというと

お客様が言う”どうなんですか”が

①「設計上の数値」のことなのか

②「断熱性能を担保するためにかけるコストvs 電気代などのコスパ」のことなのか

③「暑い、寒い、快適の体感の問題」のことなのか

によって答えが変わるからです。

 

①は使う部材や間取り、窓の大きさの問題なのでいわゆるUA値※が小さいほど数値上は高性能ということになりますので説明は不要かと。

※外皮平均熱貫流率とも言います。 外気に触れる住宅の壁や屋根、窓等の開口部から室内の熱がどのくらい外へ逃げやすいかを数値化したものです。 UA値は数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が良い家(高断熱住宅)となり、省エネ性能の高い住宅になります

②上記のUA値を高めるには断熱材やサッシ(ダブルガラスよりトリプルガラス、アルミよりアルミ+樹脂、さらにオール樹脂や木製まで)お金をかけようと思えばいくらでもかけられますし数値を追求しようと思えばある程度の数値は実現できます。

が「私は暑がり」「私は寒がり」「家でワンちゃんが留守番しているので」などエアコンの使い方、使っている機種などは条件が様々なので性能にお金をかけただけの見返りを電気代で求めようとしても我々も答えようがありません。

 

ただ脱炭素社会の実現に貢献(かかる予算を寄付?)しているという精神的な満足感は得られるかもしれませんね。

尚、太陽光パネル問題やEV問題でも議論されるようにそこで使われる部材を生産する過程での二酸化炭素排出量はどうなん??まではメーカーで公開されていませんので前述の「脱炭素社会実現に対する家の断熱性能の貢献度」の見解には含まれませんので悪しからず。

 

さて、前置きが長くなりましたが今日は③の話です。

③は「じゃあモデルハウスに来て体感してください」という話になります。

お客様自身が”快適とは何か”か判断してくださいと。

 

断熱数値信仰の強い方には申し訳ありませんが外が40℃でも一度エアコンを入れて快適な室内温度・湿度になると断熱性能数値の違いは体感出来ません。

そこで考えたのがエアコンを入れてどれくらいの時間で快適な室内温度・湿度になるのかデータを取ってみたら何かわかるかなと。

データロガー的な機能がある温度湿度計を探したところamazonで売れ筋No.1でSwithBotというのがありました。

 

 

 

 

 

これ本体に温度湿度の変化の記録が残り、スマホにアプリを入れるとBluetoothでデータが転送されグラフとして可視化できてさらに解析したい場合はデータエクスポートも出来ると言う優れもの。

 

早速1台購入してモデルハウスのリビングに置いて、エアコンの設定温度28度で運転してみると

無人のモデルハウスは室内が37.4℃まで上がっていることがわかります。

 

そこへエアコンを入れると

およそ1時間で設定温度に到達してフラットになるのがわかります。

 

湿度も50%を切って料理も洗濯もしないので乾燥気味かも( ̄▽ ̄;)

 

しかも体感的にはだいたいエアコンを入れて30分ほど経過した時点ですでに快適です。

 

 

すでにお気づきと思いますがこれらのデータも空間体積 vs エアコンの冷房能力の話なので断熱性能は快適空間を実現するという意味ではまさに二の次。

エステートハウスはスタンダード仕様(=UA値0.80、2020年省エネ基準0.87を上回っています)とエコ仕様(=UA値0.60)がありますがモデルハウスはいわゆる”普通の断熱仕様”のスタンダード仕様。

 

で、このデータの通りです。

あなたのお友達が大手のハウスメーカーでUA値0.3のお家を建てて、遊びに行って「どう?涼しいだろ?」と言われてもエアコンを入れてしまえばUA値0.8でも一緒ですよ。

 

でも申し訳ありませんが大手ハウスメーカーとエステートハウスでは建築費は2倍も3倍も違ったりします。

設計上のUA値は○○です、でも住んでからは体感は出来ません。

適切なサイズの最新のエアコンを購入した方が快適で電気代節約も実感できますよ。

 

さあ、あなたならどうしますか?

まずは「普通の断熱性能」を体感してから大手ハウスメーカーに行っても遅くはありません。

 

もしかしたらこれだったらもっと良い立地を選ぶとか、もっとデザインにこだわるとか、いや家にはお金をかけずにもっと趣味や旅行にお金をかけよう!とお家づくりの価値感が変わるかもしれませんよ。

 

今どきの「普通」の凄さをぜひエステートハウスの「普通のモデルハウス」で体感してください。

 

今週はあまりの数値偏重の風潮にちょっと一言物申す!というお話に見せかけて、ぜひモデルハウスにお越しくださいというお話でした。

もう「高性能」のお家を建てた方ごめんなさい🙇

ほんとに今の「普通」凄いです。

 

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