入院 → 自宅療養 → 検査入院してみた(クルマの話)完結編
2024.10.26

 

今週10月23日は私の実家で震度7を記録した中越地震から20年。

丁度当社不動産部のX(旧ツイッター https://x.com/Takatech_estate/status/1849664230309626199

に投稿された事務所の日めくりカレンダーのこの言葉は本当だと思います。

家が全壊となった私の家族も直後は親戚の車庫に避難して(写真には当時クルマに積めるだけ買い込んで持って行った水とカップラーメンが写ってますね)、その後は河川敷の自衛隊の仮設テントで過ごしたりもしました。

 

私は20年前の当時、群馬から実家に駆け付けた時に変わり果てた街の様子を見て、他の多くの人達は普通に家で家族とテレビを見て笑ったりして過ごしているのに、何でウチだけが、何でこの街だけが。。。と言っても天災だけにやり場のない、怒りというより非現実世界での出来事のような無力感というか、的確な表現が見つかりませんがそんな気持ちになったのを今でも覚えています。

とりあえず良かったことは家族が無事であったこと。

 

あれから20年、色々大変なことはありましたが今思えば大勢の方が亡くなった震災で無事生き残ったということがまず運が良かったということ。

その後にうまく行ったことやうまく行かなかったことも、 出来がいいとか悪いとか、出てくる不満や文句は生きていればこそ。

 

私も20年という区切りの年だからということではなく、色んな場所で色んな思いで今を精一杯暮らしている方々もいるなかで、自分が日々多少の滑った転んだはありながらも健康に家族と暮らせていることに感謝しながらこれからも仕事も釣りもがんばろうという気になった今週10月23日でした。

では今週もブログスタート

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で、引っ張りに引っ張ったクルマシリーズも今週が最終章(のはず)。

画像出典:https://shop.peninsulabm.com/products/s2800-3-e90-sedan-320i-n46-auto-2005-09

先週の最後に出てきたこのE90 。

前に乗っていたE36はウォーターポンプの水漏れが持病だったのですがこの型はどうやらオイル漏れ。

 

駐車場で私が停めるところにはいつも油染みが出来ていて、環境にもよろしくないので肩身の狭い思いをしていましたが「ヨーロッパではオイル漏れは故障にあらず」という都市伝説を信じて常にオイル缶を積んで減ったら補充を繰り返して乗っていました(;´Д`)

 

そろそろ買い替えたいなと言う時期に現行の当時で言う「新型ジムニー」が発売になっていつかはジムニーに乗ってみたいなと思っていたし、そろそろいい歳だし、維持費もかからず会社と釣りだけならちょうどいいかと。

 

さらに私の実家のような雪国では冬に新聞配達と郵便配達はジムニー、ジムニーは働くクルマ=カッコいいという記憶の擦り込みがあり、それでもようやく納期が短くなってきたと言われる頃にオーダーしたのでした。

 

ところがこのジムニーがなかなか納車にならず、じゃーしょうがないから納車になるまでE90 乗るか!ということで車検に出したら「オイル漏れがひどくて車検は通りません」の回答。漏れ止め剤を入れても焼け石に水、じゃあどうするかということで思い出したのがそういえば以前発売時に乗ってみて~と思ったクルマが1台あったのを思い出しまして、それがミニのクロスオーバーのクリーンディーゼル。

 

ジムニーが納車になるまでのお楽しみだからなるべく安く、でも代車生活もこれ以上続けられないので行きつけのクルマ屋さんで来週のオークションに3台出るという中から1台をチョイス。

以前から日本では売れないと言われている「茶色」でした。

日頃家族には「ヨーロッパの緑色の目の人達には茶色はキレイに見えるらしく必ずラインナップがあるけど黒い目の日本人にはイマイチその良さがわからず国内では不人気なんだよ」とウンチクを語っていた通り、市場で不人気なようでとにかく安かったのです。

画像出典:https://www.carsensor.net/contents/editor/category_849/_62472.html

このタイプですね。

後々知るところとなるのですが巷では「R60 ディーゼルね」と半笑いされるほどの問題児だったようです。

 

何しろ乗用車では初めてのディーゼルだったのでこの騒音と振動が正解なのか不良なのかもわからず、それでもゴーカートフィーリングと呼ばれるハンドリングは榛名山を登る時には楽しく、野尻湖へ上信越道を走る時も抜群の安定性と軽井沢を超える時のトルク感は「おーディーゼルいいなー」と思わせてくれました。

 

なのでジムニー号納車後も乗り続けていました。※ジムニー号を娘に乗っ取られたという説もあり

 

ですがこの人がお騒がせで以前ここでも書きましたが昨年は野尻湖からの帰りにクランクプーリー破損で150キロのレッカー入院(これもネットで調べたらR60 ディーゼルあるある)、今年の夏には榛名湖からレッカー入院(これはR60 だからではなくパンクでしたが)からの。。。。帰宅途中にエンストΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

比較的交通量の多い時間帯の50号で突如エンストすると「間もなく追突されて人生終わったな」という気持ちになります。

ハザードを出して何度もチャレンジして、運よく20回目ぐらいでエンジンが再始動したので恐る恐る家までドライブ。

実は今年の春先にも榛名湖登途中でエンストしたのですがその時は真っ暗で誰もいない山道だったのでそんなに慌てず、しかも一発で再始動したので何もせずほおっておいたのです。

エンジンチェックランプは点いたり消えたりでオオカミ少年のようなので、まー欧州車はこんなもん、と無視して乗り続けていました。

※良い子のみんなはマネしないように(ー_ー)!!

 

今回はさすがにまた乗って通勤時間帯にエンストしたら危ないし、世間に迷惑だしということでまたも自宅にレッカーを要請して自動車屋さんに入院。

そこでの診断は症状再現せず、「これ以上はわからないのでディーラーに相談したら給気から排気まで全交換で60万から80万」という答え。

専門店では無いので私にとっては想定内の回答で特に驚きはありませんでした。

止む無く家人にクルマ屋さんまで乗せて行ってもらい、またエンストしないかビクビクしながら一時退院。

 

YoutubeではR60 ディーゼルの異常対策やクリーニングをやってくれるところが何軒かあるのですが関西方面だったりなかなか近所に見つからず、ようやく1軒見つけて電話をしたら診断入庫が1ヶ月待ち(@_@)

 

その間は自宅療養ということでバッテリーが上がらないように夜な夜なクルマ通りが少なくなったところをちょろっと走って、バッテリーの充電とエンジンにオイルを回してという日々。

 

そこへ「親愛なるお客様へ」的なメールがショップから届いて。

ようするに一見さんのクルマの面倒を見ているとオーナー様の車検や整備が遅れてしまうのでしばらくは一見さんお断りにしますという内容のメール。

どこも人手不足なんですね、当社もオーナーさまのリフォーム依頼と一見さんのリフォーム依頼があったらオーナー様を優先しちゃうだろうなーと思いながらそのメールを読みました。。。。!?

私は一見さんに当たるのだがすでに入庫は予約済み、大丈夫か?大丈夫なのか??

 

そして遂に!先週その専門店まで恐る恐るエンストしませんように!と願いながら走って無事に入庫。

この時点でもう気分は勝者です(*´Д`)

 

スタッフの方も専門店なので手慣れた様子。

1時間ほど待って診断の結果は「数値的には問題ないので何かの拍子に給気か排気が詰まってエンストしたのでしょう。この型式はよくあるんですよ。」と。

「それよりゲージにオイルが着かないくらいオイルが減ってるんで交換しますか?」

「みんなそんなに減るもんなんですか?」

「いやー個体によってバラバラですねー」

 

欧州車乗りとすると”型式特有のクセ”すなわち”持病”と言われるとそれ以上質問することはありません。

もちろんオイルは交換しますよー

※私の認識よりd車はマメに交換が必要なことがわかって勉強になりました。

参考記事:https://consense.site/blogs/positiontalk/mini-r60-cooper-d-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97

 

ここまで来るとせっかくのディーゼル車なので最低30万キロは乗りたいなとも思い、買った時が7万キロ、ちょうどもうすぐ10万キロなので一度問題の煤(スス)をクリーニングしてもらうことにしました。

「クリーニングしてもエンジンチェックランプ点くこともあるんですけどしょうがないですよねー」

「いちどクリーニングしたらどれくらい持つんですかね」

「乗り方しだいですねー」

それでもやはりクリーニングも入庫待ちで最短2月になるとのこと。

 

 

「それまでどうしたらいいですかね。乗らない方がいいですか?」

「いや逆に走行距離が足りないから煤が燃焼されずに堆積するのでどんどん走ってください。出来ればたまに高速も走ってください。」

人のカラダで言えば”運動不足”が原因でコレステロールが貯まって血流が悪くなったということですね。

なので定期的にある程度の有酸素運動と心拍数を上げる運動をしないといつか血管が詰まる(エンストする)という理屈です。

今回クリーニングをすると購入前からのコレステロールを一旦除去して私の乗り方でどうかという実験にもなります。

 

となると私の場合

野尻湖釣行→ 往復約400キロほぼ高速走行→ ◎

榛名湖釣行→ 往復約50キロ、登りは高負荷だか下りはほぼ無負荷 → ○

通勤 → 往復20キロ 信号多くエンジン温まる前に到着 → ✖

となり野尻湖と榛名湖の間にもうひとつエンジン負荷をあげて煤を焼き切る機会を設ける必要があるということがわかります(^^♪

なのでこれからある程度の距離に釣り場を新規開拓してクルマの健康維持に努めようと思います。

 

2月にクリーニングをして、一旦過去の汚れをリセットしてからこんな乗り方で調子がどうなるか、今から楽しみです。

ちなみに専門店のスタッフさんと話していて

「これだけお忙しいということはやっぱりミニって故障多いんでしょうね」

「そうですねー、でもみんなまだ乗りたいって言うんですよ」

「手のかかる子ほど可愛いっていうことなんですかね」

「言い方はあれですけどミニは”貢ぎたくなる”らしいですよ(笑)」

 

なんとなくわかる気がします。

また当社でお家を建てて下さるお客さまにも以前からミニ乗りの方が多くいらっしゃったのでマーケィングの参考としてもしばらく乗ってみたいと思います。

個人的には釣り道具もノーメンテでOKな最新型より手のかかる旧型の方が好みだったりして( *´艸`)

”ミニの沼”にはまり過ぎないように気を付けたいと思います。

 

今週は元気に生きてることに感謝しながら、「エンスト」は”エンジンストップ”のことだと50年近く信じていたのに本当は「エンジンストール」の略だとこの歳で初めて知ったというお話でした。

クリーニングしたらどうなったか、またここで報告しますね。

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