シクラメンの夏越しプロジェクト、今年はちょっといけるかも!?
これまでこの時期は大事をとって涼しい部屋に入れて夏越しチャレンジしていたのですが今年はあえてあまり環境を変えずに直射日光を避けながら割と蒸し暑い環境のまま。
これまでお客様のお宅を伺って、シクラメンを毎年咲かせているという方の「何もしてないよー」を見習って。
この時期までこんなに葉が残っているのは珍しいのでスタッフからも「今年はいけるんじゃないですか?」と励ましの声が(*´Д`)
ここから調子にのって水をやり過ぎて腐らせないように気を付けたいと思います。
では今週もブログスタート
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世の中的に高齢化、人口減少、空家増加がニュースになっていますが当社周辺もご多分に漏れず売却のご相談が増えています。
特に多いのはご本人は独立してすでに東京圏内に住まいをお持ちで、相続した群馬の実家を処分したいという事案です。
確かに治安の問題(昨日も空き巣に入られたというお話を聞きました。昼間に雨戸を閉めていると逆に空家サインになってしまいます)、火災保険をかけつづけなければならない、固定資産税などの固定費と心労が相続した方にとっては負担となります。
解体して空地にしてしまえば少し気が楽なるかと思うと、一気に固定資産税が上昇⤴さらに除草にかかる手間や費用とご近所からの苦情で逆にかかるコストと心労が増えたなんてことにもなりかねません。
という訳で今日のタイトル、私たちが売却のご相談を受けた際によく受ける質問についてご紹介していきたいと思います。
これから売却を検討されている方の参考になれば幸いです。
FAQ1 「この家売れるんですかね」
A1:「売れる」が法律的に売れるかどうかと「不動産的に」売れるかどうか、でお答えが変わります。
ややこしいのがお家が「市街化調整区域」に立っている場合。
本来お家は都市計画上の「市街化区域」に建てるべきであって「市街化調整区域」は例外であるという認識が必要です。
なので「市街化調整区域」の場合は「どういう許可で今の家が建てられたのか」「親族以外の第3者が購入して、家を建てることが出来るのか」を慎重に調べることになります。
年代によって法律や規制も変わるので隣の土地がOKだからウチもOKだろうと安易にはいかないのが調整区域。
例を挙げるといってもそれこそ条件は千差万別なのでここでは省略しますがまずはご自身が相続した/住まわれている土地が「市街化」か「市街化調整区域」かを調べておくと心の準備が出来るかと。
またさらにやっかいなことに調べてみたら「市街化」でも「市街化調整区域」でもな「非線引き」という行政が途中で都市計画を放り出したかのような地域もありますので要注意。
えー、話をまとめますと「市街化」の場合は「理屈上は売れます」、それ以外は「調べてみないと売れるか、売れるとしたらどんな人なら買って家を建てることができるか、他に活用のしようがあるか即答できません」となります。
なぜこんなことが起きるかというと1970年代の高度成長期にハウスメーカーの圧力と自分たちの給料で買える土地に家を建てさせろという圧力に負けて、行政がなし崩し的に調整区域での宅地開発を認めたせいだと言われています。
従って明らかに人口減少トレンドが見えている中では「これから調整区域で建て替えを認める??」という議論が出てくるわけです。
やれ水道、下水などのインフラが同じく老朽化して自治体も改修する予算がないという状態でそもそも家を建ててはいけないところまで面倒見るの??ということです。
ハザードマップの提示が義務化になる前に浸水想定区域の土地を売り切ってしまえ!とか
建築確認の法改正前に安価な家を建ててしまえ!とか
増税前に建てましょう!とか
利率上昇前に買いましょう!とか
これまでも不動産は法改正や世の中のトレンドに乗り遅れないようにと都度駆け込み需要(売り時/買い時)が起きています。
なので将来的に行政による「市街化調整区域じまい」が進むのは明らかですが、今ならまだ場所によって売れる(=建て替えできる)可能性がありますので市街化調整区域で不動産をお持ちの方は今が処分時かもしれません。
今日のお題はここまで書き始めたらとても1度では終わらないことが判明しましたのでシリーズ化して思い立った時に投稿していきたいと思います(*´Д`)
今週は急に不動産売却の引き合いが多くなって、何か私の知らない情報ソースで「今が売り頃」のニュースが流れたのか!?というお話でした。