今週の野尻湖でのお話。
朝から他の場所で釣っていたのですが全く釣れず(-_-;)
町営駐車場に移動して昼食をとった後、野尻遠征の時は3時に起きて200㎞走ってきているのでちょっと昼寝。
タイマーで起きてさあ釣るか!と支度を始めたら見知らぬオジサン(私から見て先輩という意味で)が
「前橋から来てるんですか?」
と私のクルマのナンバーを見て話しかけてきました。
「ええ、そうなんです」
「私も高崎からなんですよ」
「へー」
「これからまだ釣られます?」
「あと2時間くらいは」
「そしたら写真をお願いできますか?昨晩ここで1mを超える鯉を2本釣って、つないであるんですよ」
「おーそれはすごいですね、いいですよ」
「じゃ準備が出来たら呼びますんで、すみませんね」
おそらく群馬ナンバーからするとアウェーの環境で、前橋ナンバーは「同郷」と思われたのでしょうね。
確かに話しかけるきっかけとして「私も群馬から来てるんです」はつかみとしては入りやすいですもんね(*´Д`)
しばらくすると
「あのー鯉を揚げるのを手伝っていただけますか?」
ということでひもで繋がれた1mを超える鯉を2mぐらいしたの護岸から引っ張り上げるところからサポート💦
「じゃこれでお願いします。。。あれ、タイマーになってる、あれ。。。。」
どうやらスマホのカメラがタイマーになってるらしく写真が撮れません。
「再起動して。。。。と、あれ、まだタイマーだ。。。」
鯉もスタンバイが長くて弱ってきているので、
「あのーもし良かったら私のスマホで撮って送りましょうか」
「すみません、じゃそれで」
「じゃLINEの交換をしましょうか」
「どうやるんでしたっけ」
(鯉も早くしてくれと思ってるはず)
「はいじゃ撮りまーす」
大きいっすねー(@_@)
一緒に測るとこ立ち合いましたが1m6センチでした。
私もともとバス釣りを始める前は鯉釣りをやっていたので羨ましく撮らせていただきました。
さて、撮影も終わってオレもバスを釣るぞぉ!と投げていると、今度は
「あのー、さっき送ってもらった写真がどこかへ行ってしまったみたいで。。。」
「どれどれ、私のところには残っていますから、えーっと、これ私の画面じゃないですね(*´Д`)」
「あ、ほんとだ、ありました、ありました、いやーじゃましちゃってごめんなさい」
いいんですよ、お互い釣り好きの、群馬からはるばる来ている”同郷のよしみ”ですから。
使い方あってます?
これが海外に行ったりすると同じ日本人だというだけでやけに親近感が湧いたり、逆にそれを悪用して騙したりする悪い輩もいるのですが。
なのでどこまでが同郷かというのが対象エリアによって難しいところはあるのですが基本県外で群馬ナンバーを見たら同郷と言ってもよいのでは。
そして基本的に私は同郷で声をかけてくる人に悪いことを考える人はいないというスタンスで接しています。
皆さんは”同郷のよしみ”はどこまで受け入れますか??
この日は結局大鯉2匹の撮影で1時間くらい釣りの時間が短くなって、あわや他人のサカナの撮影だけで帰るのか。。。と思われましたがなんとか帰る間際に1本釣ることが出来て良かったです(*´Д`)
じゃないとオジサンを恨んでしまいそうな小さな自分が。
するとそこへオジサンがやってきて
「いい魚ですね、おめでとうございます」と。
ありがとうございます。
その一言で全て報われました。
オジサンもじゃまになるのを悪いと思いながら、誰に頼もうかと色々思案したうえで勇気を出して声をかけてくれたのだと思いますから。
もしかしたら私が良い人そうに見えたのかも( *´艸`)
自分だけじゃなく他人の釣果も祝ってくれる人で良かったです。
「次は榛名湖で会うかもしれませんね」と話してその場はお別れしました。
今週はもし自分が同じシチュエーションだったらやっぱり群馬ナンバーに話しかけるだろうなーと思ったというお話でした。
一歩踏み出す勇気を与える”同郷”パワー恐るべし。。