共有名義は危険?「実家じまい」の心理的区切りと不動産整理のリアル
2026.07.18

サッカーW杯もいよいよ佳境を迎えていますね。

明日の3位決定戦、明後日の決勝戦が楽しみです♪

今大会での私のお気に入りは、ノルウェーの「バイキング・ロウ」。

「え?何それ?」という方は、ぜひこちらのFIFA公式HPの記事をご覧ください。

👉 舟を漕ぐ数千人:世界を席巻するノルウェーの応援「バイキング・ロウ」誕生秘話(FIFA公式)

ついついテレビの前で自分も座って、「ロウ!」したくなりますね。というより、私はしちゃいました( *´艸`)

あの一体感は本当に気持ちがいいですね。

スポーツが国をひとつにするというのは、まさにこのことではないでしょうか。

ノルウェーチームが帰国した際、王宮広場に9万人が集まって行った「ロウ!」は圧巻でした。

👉 Nordic Newsのポスト(外部SNSリンク)

ノルウェーの人口は約562万人だそうで、当日は全人口の100人に1.6人が王宮前で「ロウ!」していた計算になります(笑)

W杯も残りあと2試合、しっかり楽しみましょう。

では、今週もブログスタート。

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⚠️ 「とりあえず兄弟3人で共有」に潜むリスク

今週は、ご兄弟(姉妹)での相続について、「頭の片隅に入れておいていただければ」というお話です。

不動産の相続で「とりあえず兄弟3人で共有にしておこう」とするのは、実は後々かなり危険です。

理由はシンプルで、売却や建替え、担保設定などの処分を行うには、共有者全員の同意が必要だからです。

共有者が1人でも反対すると、話は前に進みません。

主な問題は次の4つです。

  • ① 意見の食い違い(売りたい人・残したい人)

    例えば「長男は現金化したい」「次男は思い出の家だから残したい」「長女はどちらでもいい」となると、売却はストップします。

    私の経験上、遠方に住むご兄弟ほど「思い出の家」を主張され、近くに住むご親族が空き家の管理(草むしりや通風など)で苦労されているケースが多いように感じます。

  • ② 世代交代による権利者の増殖

    共有のまま放置すると、兄弟3人からその子ども6人、孫世代10人超へと権利者がどんどん増えます。

    会ったこともない親族が増えると、連絡先不明や海外在住、認知症などの問題が発生し、全員の意思確認が極めて困難になります。

  • ③ 管理費や固定資産税の負担迷子

    「草刈りは誰がやる?」「固定資産税や解体費は誰が払う?」という問題です。

    利用する人と負担する人が一致しないため、身内同士だからこそ言えないストレスが溜まりやすくなります。

  • ④ 認知症による手続きの凍結

    共有者の1人が認知症になると、重要行為ができなくなる場合があります。

    成年後見人の選任が必要になると、時間も費用もかかります。

 

不動産業者の立場で言うと、「兄弟3人共有の空き家」よりも「誰か1人が相続して他の相続人に代償金を払う(代償分割)」方が圧倒的に扱いやすいのが本音です。

⌛ 「3回忌を過ぎたら考えます」という心理の背景

また、相続不動産の相談で「3回忌を過ぎたら考えます」という方も意外と多いです。

これは法律や税金の問題というより、心理的な区切りであることがほとんどです。

 ●気持ちの整理:「遺品や仏壇がある実家を売る=親とのつながりを断つ」ように感じてしまうケースです。

 ●親族への配慮:親が亡くなってすぐに売ると周囲に言われかねないため、1周忌や3回忌までは残して世間体に配慮するという心理です。特に地方ではこの傾向が強いです。

 ●法要の拠点:1周忌や3回忌までは親族が集まる場所として実家を維持し、それが終わったら売却へ踏み切るという流れです。

仏教の年忌法要は、一周忌から始まり、三回忌、七回忌……と続き、中には「17回忌までは」とおっしゃる方も過去にいらっしゃいました。

しかし、これからは人口減少により宅地の需要も減っていくことが予想されます。

周辺で新たな開発計画などがある場合を除けば、今より高く売れることは考えにくく、物価上昇の影響で解体費用が今より安くなることもないでしょう。

時間が経つほど手残りは減り、ご自身も年齢を重ねて健康である保証はありません。

💡 これからの「シン・実家じまい」のカタチ

ここでひとつ提案したいのは、いわゆる「実家じまい」を、「思い出の整理」と、物理的な「不動産の整理」に分けて考えてみるということです。

例えば欧米(アメリカやヨーロッパ)では、子どもが独立すると親も老後に合わせて施設やシニア住宅へ住み替えることが一般的です。

そのため実家を売ることへの心理的抵抗が少なく、「家そのもの」よりも「家族の思い出」を重視する傾向があります。

日本は持ち家志向が強いので一概には言えませんが、これからは日本でもこうした合理的な考え方が増えていくと予想されます。

これから複数人で不動産を相続される場合は、一度「心理的な区切り」と「思い出の整理」、「不動産の整理」を切り離して考えてみてはいかがでしょうか。その方が、結果としてスムーズに話が進むはずです。

ちなみに、我が家でも家や家族の思い出は今や「Google フォト」の中にあります。

アプリが勝手に思い出の写真シリーズを作って通知してくれますしね(笑)。

今年の正月も、書斎の整理で出てきた昔のプリント写真を、子どもたちがせっせとスマホでアルバムにしてゲラゲラ笑っていました。

今週は、シン「実家じまい」に必要なのはGoogleクラウドの容量アップとスマホの更新かもしれない、というお話でした(笑)。

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