「いつが買い時/建て時ですか?」と聞かれたら、私が迷わず「今でしょ」と答える理由
2026.08.01

今週は、熊本で発生した大きな地震のニュースに大変衝撃を受けました。

以前のブログでも少し触れましたが、私の実家は新潟県中越地震で被災した経験があります。

だからこそ、画面越しに伝わってくる被害の様子に心が締め付けられる思いです。

10年前にも大きな地震を経験されている地域だけに、建物の損壊はもちろんのこと、住民の皆様の精神的なダメージは想像を絶するものがあります。さらにこの酷暑の中での復旧活動となると、現場の過酷さは計り知れません。

離れた群馬の地から今はただ心配することしかできませんが、被災された方々がどうかご自身の安全を第一にお過ごしいただけるよう、そして一日も早く穏やかな日常が戻りますことを心よりお祈り申し上げます。

あたりまえに過ごせている「何気ない日常」に深く感謝しながら、今週もブログをスタートしたいと思います。

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「いつが買い時/建て時ですか?」

仕事柄、家を買いたい方、新築をご検討中の方、土地を探されている方と日常的にお話しさせていただきます。

その際、お客様から最もよく聞かれる質問のひとつがこれです。

「社長、結局いつが一番の『買い時・建て時』なんですか?」

私のお答えは、いつも決まっています。

「間違いなく『今』です」(笑)

こうお答えすると、大抵のお客様は「またまた社長、商売上手なんだから〜!」と笑われるのですが、これ、冗談でも営業トークでもなく100%本気で言っています。

プロの目線から見ても、インフレと金利が動き始めた今の日本において「決断を早めること」には明確な経済的・論理的理由があるからです。理由は大きく分けて2つあります。

理由①:インフレ下では「コストの固定」が最大のアセット防衛

私のパソコンのメールボックスや会社のFAXには、毎週のように各メーカーから建材や設備、運搬費の値上げ通知が届きます。

つまり、「今日ならこの価格で買えたもの」が、来月・半年後には同じ価格では手に入らなくなるのが今の現実です。

長年続いた日本の「モノの値段を上げず、給料も上がらない」というやせ我慢の構造は限界を迎え、今や世界標準のインフレへ舵を切りました。

個人的には、一度上がった建設コストが過去の低い水準まで下がることは、まずないと考えています。

さらに見落としがちなのが、「決断を先送りすることで生じる、金利の上昇リスク」です。

ここで特に注意していただきたいのが、住宅ローンの金利は「申し込んだ時」ではなく「家が完成して融資が実行される時」の金利が適用されるというルールです。

たとえば、「もう少しプランを工夫して安くしよう」と数ヶ月悩んでいる間に月をまたぎ、たった1日違いで翌月から金利が「0.25%」上がってしまったとします。

条件 借入額・金利・期間 月々返済額 生涯返済額 利息総額
Aパターン 3,500万円/1.20%/35年 約102,100円 約4,288万円 約788万円
Bパターン 3,450万円/1.45%(+0.25%)/35年 約103,700円 約4,355万円 約905万円
  • 差額:月々約1,600円増 / 生涯返済額:約67万円増

ご覧の通り、努力して本体価格を50万円下げたとしても、たった1日や1ヶ月のズレで金利が0.25%上がるだけで総支払額は逆転し、約67万円も損をしてしまうのです。

「価格を抑えるために悩んでいる時間が、結果的に一番コストを高めてしまう」という罠が、今の金利上昇局面には潜んでいます。

理由②:理想のマイホームで過ごす「かけがえのない時間」

2つ目の理由は、もっとシンプルで、人生においてとても重要なことです。

早く家を建てる(買う)ということは、「新しい家で家族と快適に過ごせる時間がそれだけ長くなる」ということです。

マイホームの計画で「子供部屋の広さや配置」を何年も悩んでいるうちに、あっという間に子どもが大きくなり、部屋は「ただ夜寝に帰ってくるだけの場所」になってしまった……という笑い話もあるほどです。

せっかくの庭も、プール遊びや家族バーベキューを楽しめる「一番美味しい時期」を逃してしまうのは、本当にもったいないと思いませんか?

また、年齢が上がるにつれて住宅ローンの健康上の審査(団信など)や借入期間の条件が厳しくなる傾向もあります。

健康で若いうちにローンを組み、繰り上げ返済なども活用しながら早く完済を目指すのが、これからのインフレ時代における王道の戦略です。

おわりに

今週は平穏な日々に感謝しながら、「社長またまたー商売上手だから」と言わずホントに今が決め時、買い時ですよというお話でした。

日々続く建築コストの上昇、住宅ローンの金利上昇を踏まえても、「今」動き出すことが、経済的にも、ご家族の思い出作りの面でも、一番の選択になります。

「じゃあ我が家の場合はどうシミュレーションできる?」と気になった方は、ぜひいつでもご相談に乗りますので、お気軽にお声がけください。

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